ネクロネシアがクリア出来たようですので総括
(ネタバレ注意)
全体的な評価としては「普通-そして勿体ない」でしょうか、初期に比べるとかなりの向上
大まかに前後半に別れていまして、前半がジリ貧逃走系なのでかなり辛い物でしたが後半は強力な武器を入手する事で比較的サクサク進める様になる為に前半でのストレスを発散する事が出来ました。
割と初期の装備である木製バットが途中有刺鉄線を拾う事で有刺鉄線バットになった所からクリーチャーとの性能差が埋まり、槍(ハルバード)、日本刀とステップアップするに従い破壊力と攻撃範囲が上下方向に広がるので逃げ回っていたクリーチャーをバタバタ薙ぎ倒す事が出来るようになります、槍を取った時にはそれはもう嬉しかったですね、日本刀は脳オッキ。
後半はハンドガン等の強力な射撃武器の補助もあり完全なアウトレンジから攻撃が可能になるので難易度自体も若干下がります。
これらにより前半逃げるしか手がなかった大型のクリーチャーを倒すのはなかなか楽しかったと思います。
とは言えサイドステップや高速の振り向きがないのは変わりなく、また敵の殆どは後ろに回り込んで飛び掛かってこようとするので位置関係に難儀し、攻撃時に立ち止まらなくてはならないのでスイング時には既に横に逃げられるなどのもどかしさは解消されませんでした。
武器の種類が豊富だという謳い文句もリーチの短い武器が殆ど使い物にならない点で微妙な感じがします。
ストーリーはやはり微妙で、伏線がかなり散りばめられている割には未消化だったり活かし切れないままで終わってしまっています。森の奥にあるブルーシートの下から血痕と血まみれのバットだけが見つかった所や、祭壇に奉られていたハルバード、巨大な建造物(寺院)なんかが出てくるにつれ、そのバックストーリーがどんな物なのか期待して進めていたのですが特に説明もなく終わってしまっています。
前半の教訓を後半に活かしながら進む場面などは結構良く出来ていただけに惜しいですね。
あとこれを言っちゃーおしまいという話もあるのですが、Wiiコントローラーでやる意味があんまり無いような気がしました。
投擲や射撃などの主観視点とメニュー操作以外、つまりフィールド上で行う殆どの事は普通のパッドの方がやりやすいんじゃないかと思います。最も使うWiiリモコンによる武器スイングも結局方向キーで上中下の切り分けをしているので単にボタンを押す動作が実際のスイングに変わっただけなので不便なだけかと。振り方で攻撃のコンボが決まったり、振った直後に転がるなどの動作が有ればもっとテクニカルな戦いも出来たかと思います。
とは言えWiiリモコン特有の動作が練習出来るのでそれはそれで良かったですね。
全体を通しては未完成という印象のソフトでした。
本来はもっと凝ったストーリー展開やアクション等の要素があった物の、ロンチタイトルの為に製作ノウハウや納期などの為にあちこち削ってとりあえず一本作りました的な感じ。その辺をきっちり仕上げてくれば結構化けるタイトルになったかも知れないだけに勿体ない気がしますね。
そんな訳で、再度プレイする気にもなれないので売却決定で御座います。他のソフトの資金にしたいと思います。
最後に私のクリアデータをご紹介
難易度 :ノーマル
プレイ時間 :8時間20分
セーブ回数 :48回
死亡回数 :20回
倒した敵の数:1500匹
びくびくしながらのプレイなのでセーブ回数はかなり多い、アイテム拾う度にやってたからなぁ。死亡回数の殆どはデストラップとイベントボスでフィールド上では2回くらいだと思います。
武器やアイテムを集めたり、マップコンプしようとしていたので割と余分な時間を掛けていると思う、キルカウントが多いのもそのせいかも。もう一回やったとしたら4時間程度でクリア出来る内容なんじゃないかと。