下請け病
なにがしの作業において一部にのみ負担や皺寄せが来ることを言う。
クライアントと元請けの杜撰さによって上流のみが利益と成果を得て、下請けが損をする事例に似ることから付いた病名。
今回はその事例を覚書しておく。
また、文中出てくる発起人の片方からのみの聴取に基づくので情報にバイアスが掛かって居るであろう事を留意されたし。
ちょっと長い話になるので畳んでおきます。
某氏の情緒が不安定です。
エクストリームぶち切れやエクストリーム八つ当たりを繰り返し、更にはエクストリーム思い出しキレやエターナル愚痴などを繰り出して周囲に暗雲を立ち込めさせております。
原因のひとつは下請け病だったという話。
出てきた情報を整理すると。
1.発起人2人、外注数名で構成
2.全ての人員は遠隔地に居る
3.外注、発起人共に部品マスタの制作に従事
4.部品マスタ集結後は発起人のどちらかが量産手配
5.納品された量産品を発起人のどちらかが組み立て(数量約300)
6.組立後、発起人が約200保留し、約100を外注先に謝礼として分配
7.販売後の最終利益を関わった人員で割って分配
その他条件
・制作費は発起人が一時持ち出し
・発起人の持ち出し工数、経費はゼロ価値とする
(利益分配の際考慮しない)
でまぁ、某氏は発起人の一人であり
・外注先の選定、調整、発注
・割り当て分のマスタ制作
・外注先との部品収受(電送、郵送、訪問など)
・量産可能な状態への部品修正、調整
・量産メーカーへの発注
・量産部品の組み付け
(5部品5工程x300=1500工程)
・組み付けに関わる工数及び材料、設備の無償提供
・事務処理、金銭処理
をほぼ全て一人で背負ったそうな。
何故一人でやったかの経緯は出てきてませんでした。
さすがにこれだけのものを背負って置いてこれといった見返りや感謝が無いということにお疲れのごようす。
あと出来た製品を発起人が「資源ごみにしたら?」等と冗談でも言われれば切れたくなるのも理解は出来ます。
本当のビジネスシーンでないにしろバランスが悪い感じがします。
ただ、個人的には発起人のどちらか一方が悪いというわけではなくどちらも悪いのかなぁと思います。
身内事とは言え外部も巻き込むプロジェクトでこれといった取り決めをする前に作業を始めてしまい「やれるほうがやれることをやる->やれる人が全部やる」みたいな感じにずるずる成ったことが諸悪の根源ではないかと思います。
某氏の過ちとしては「このやり方でも成立する(負荷バランスが取れる)相手とやって成功していた」経験から確認や取り決めをしなかったことかと。
今回はまぁ勉強ということで残務に当たるとして
今後は
・責任の所在を明確にする
・役割を決める
・業務分担を決め、負荷を予め分散する
もしくは
・そもそもそういう人間と組まない
つーのが宜しそうでございます。